一般的な対処方法
一般的な治療となると、原因によって、心身両面に働きかけるように、基本的には、薬物療法で症状を緩和し、カウンセリングなどの心理療法を行なわれます。
また、治療に関連して、体質・性格・生活スタイル・生活環境といったことについても改善が必要になります。症状に対しては、対処療法になり、痛みがあれば鎮痛薬、不眠であれば睡眠薬などの対応になります。
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当院に来られる患者様からこのようなお話をよく聞きます。
仕事、人間関係、家庭など現代人は様々なストレスを抱えて生活しています。これらのストレスは、人間の体をバランスを整える「自律神経」の乱れを起こしてしまいます。
この自律神経の乱れによって、頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感、不眠、肩こり、腰痛などの様々な症状をきたしてしまいます。
自律神経失調症という病名は、医学的には正式な病名ではありません。自律神経の乱れが関係し症状が現れているだけで、検査値で自律神経の失調が確認できません。
ストレスを取り除いたり、自律神経のバランスを整える治療が重要になってきます。
我々は「プロアスリートに提供するクォリティーを一般の方に」というコンセプトを胸に、プロのスポーツ選手によく使われる東洋医学を用いたスポーツコンディショニングの技術で、心と体を整えることにこだわっています。
自律神経失調症は、日常における様々なストレスによって、全身の器官をコントロールする自律神経が乱れる事で様々な症状を起こしてしまいます。
自律神経は、血管や内臓などの働きをコントロールする神経であります。自律神経は、私たちが無意識の内に働く神経であり、呼吸、血液循環、体温調節、消化、排泄、生殖、免疫といった人が生きていくために欠かせないものでもあります。
私たちが無意識の内に、呼吸したり、食べ物を消化したり、体温を維持したりできるのも自律神経があるからです。
この自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」からなります。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があり、
交感神経は、心身が活動している時、戦ったり逃げたり、興奮、怒り、不安など主に活動状態のときに働きます。
運動中や仕事に集中しているかなど活発に動いている時、主に日中に働いている神経になります。
体の機能的には、瞳孔散大、血管収縮、血圧上昇、心肺機能亢進など体は自然に動いています。
一方、「副交感神経」は、リラックス、休養している時に働く神経になります。
主に寝ている時に活動している神経で、胃など消化器官の働きが活発になり、栄養吸収、代謝などで体にエネルギーを蓄えてくれます。
この二つの「交感神経」と「副交感神経」が相反するように働いて、体はバランスをとっている形になります。この自律神経の乱れを起こすと「自律神経失調症」となり、様々な体へ異変を起こしてしまいます。
・頭痛
・めまい、耳鳴り
・倦怠感
・不眠
・息切れ、動悸
・胃痛、食欲不振
・便秘、下痢
・肩こり、腰痛、しびれ など
精神的な症状として
・イライラ
・不安感
・やる気がでない
・感情の起伏が激しい など
自律神経失調症は、身体面、精神面の両面に働きかける必要があることとストレスのかかる環境面、生活のリズムなどの改善が必要であり症状が改善しにくいことが難点であります。
また、ストレス環境を整えず治療を行わないと、うつ病、不安障害などにも繋がっていきます。
一般的な治療となると、原因によって、心身両面に働きかけるように、基本的には、薬物療法で症状を緩和し、カウンセリングなどの心理療法を行なわれます。
また、治療に関連して、体質・性格・生活スタイル・生活環境といったことについても改善が必要になります。症状に対しては、対処療法になり、痛みがあれば鎮痛薬、不眠であれば睡眠薬などの対応になります。
当院での自律神経失調症に対する施術に関しては、対処療法ではなく、ストレスを取り除くカウンセリングや心身ともにバランスを整える根本的な改善を行っています。
特におすすめの施術は、東洋医学を用いた「鍼灸治療」になります。
鍼灸治療は、体のバランスを整えることに最適な施術になり、対処療法とは違い、自律神経の調整や自然治癒力を高めることで症状を改善し根本的な改善に繋がっていきます。
鍼灸治療では、東洋医学を用いた問診、脈診、腹診、経穴、経絡などから体の状態を把握していきます。また、東洋医学的な考えから、自律神経失調症のタイプ分けし、症状とタイプに合わせた経絡、経穴を用いて根本的な改善を目指していきます。
症状や簡単なカウンセリングからでもある程度、自律神経失調症の東洋医学的なタイプ分けも行う事ができます。
東洋医学で言う、陰と陽のバランスを崩した状態。肝の状態が悪いと頭に血が上ったり、怒りっぽくなってしまう。それに伴って、頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状が現れる。
自律神経では、交感神経が優位な状態が続き、疲れなども取れにくくなる。
・動悸、息切れ
・倦怠感
・食欲不振
・無気力
思い悩み過ぎると、心を傷め脾を損なってしまう。心は精神を支配し、バランスを崩すと脾が弱くなり、食欲湧かない、体を栄養できなくなり、元気がでなくなる。