湿布だけでは治らない肉離れの原因と治療とは!?

枚方市の鍼灸整骨院の鍼灸整骨A.T.NAGASHIMAです!


皆さんは肉離れについてどのくらいご存知ですか?

実際になってしまって病院で「湿布を貼って安静にしておいてください」を先生に言われたことはございませんか?

というように、肉離れになってしまって安静にして湿布を貼っていて、痛みや再発する方を多く見かけます。


肉離れは、安静にしておけば、筋の繊維的には時間とともに修復され治っていきますが、きれいに治っているとは限りません。

肉離れは、筋の繊維をきれいに治し、筋肉を伸び縮みさせるように、治療、リハビリをすることが大切になります。

今回は肉離れについてとリハビリについて紹介していきます。



肉離れとは、筋肉の収縮動作が急激に行われた際に筋細胞や筋膜が引き伸ばされて「部分断裂」や「完全断裂」がおこることを言います。
一般的に若年者やスポーツ選手では、太ももの前や後ろの筋力に多く
中高年者ではヒラメ筋の近くにある腓腹筋という筋肉に多く見られます。

例えば

・ランニング中の急なダッシュ時、急に走り出したとき
・テニスなどの、急な切り返し動作や方向転換
・繰り返しのジャンプ動作時

など普段以上の負荷が筋肉にかかったときや
瞬間的にたくさんのエネルギーを必要とするときにおこることがほとんどです。
症状の程度により3つに分類することができます

T度(軽度):一部分の小規模の筋組織の断裂をしており
      痛みや違和感はありますが自立歩行が可能な比較的軽い症状です

U度(中度):筋繊維の部分断裂と筋膜の損傷を伴い
      皮下出血がでます。痛みで自立歩行が難しくなります。

V度(重度):筋繊維の一部完全断裂で、断裂部分に陥凹が触知できます。
      激しい痛みにより自立歩行はほぼ不能となります。
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【原因】
・筋力不足
・筋力が不均衡状態
・柔軟性の不足
・使いすぎによる筋疲労
・ウォーミングアップ不足

【治療】
受傷後の適切な処置を行えるかで、復帰の時期が大きく変わってきます。
急性期(受傷後〜3日)
肉離れをした時点で、筋組織は損傷しているので内出血をおこしたり、炎症反応が起こっています。
このような症状を最小限に抑えるために、アイシング処置を行います。
アイシングをすることで血液の流れを鈍くし皮下出血や炎症を最低限に抑えることができ
感覚を鈍らせ痛みを麻痺させることができます。
また、バンテージなどで圧迫・固定をすることも大切です。
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急性期以降

炎症が治まってきたら損傷した筋線維の修復を促進するために
超音波の電気治療やマッサージで刺激を与えます。
痛みがなくなってくると、関節可動域訓練・筋力訓練→各々のスポーツに合わせたトレーニングを
行なっていき、再発を防止します。
<おすすのトレーニング>・・・ふくらはぎの場合
◎座位でのカーフレイズ
・まだ全負荷でトレーニングが出来ない状態の筋力トレーニングです。
イス又はベッドに座りかかとを床から離し、ゆっくりとつま先立ちになるまでかかとをあげていきます。
・痛みが無くなり両足で全負荷でできるようになったら、立った状態で行い強度をあげます。
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このように、痛みがなくなったらすぐにスポーツへ復帰できるわけではなく
再発防止のためきちんとリハビリを行い競技復帰することが理想です。
「痛くないからもう大丈夫」ではなく“怪我をする前よりも良い状態”でパフォーマンスだできるように
プロのスポーツ選手と同じようにあなたに合ったプログラムを作成し、指導させていただきます。

病院で「肉離れなので湿布を貼って安静にしておいてください」と言われた方は是非ご相談ください。



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鍼灸整骨A.T.NAGASHIMA

TEL072−894−8662

             監修 柔道整復師・鍼灸師・あんまマッサージ指圧師 原田彰

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